2012年06月15日

第1回「みんなで発達障害を考える会」

サークル「囲炉裏」発起人 原田 忠夫


 6月9日(土)の第1 回「みんなで発達障害を考える会」(主催:サークル「囲炉裏」、協賛:真宗カウンセリング研究会)には、私たちが、当初考えていた定員(20 名)を、はるかに超える多くの方々にお集まりいただき、ありがとうございました(参加者:40 名)。生来の筆無精のため、お礼がすっかり遅くなってしまいました。ご容赦ください。

 私たちは、本年3月に、大学などで自分の居場所を見つけることが難しい人(学生)に「安心・安全な居場所」を提供することを目指して、サークル「囲炉裏(いろり)」を設立しました。

 ここでは、サークル「囲炉裏」が、主催団体として「みんなで発達障害を考える会」を企画したいきさつなどの舞台裏の状況を書かせていただきたいと思います。

 H(サークル「囲炉裏」発起人)は、真宗カウンセリング研究会の同期生であるNiさん(こころぴあビレッジ代表)から誘われて、昨年12月10日に、大阪で開催された「発達障害を共に考える会」に参加させてもらいました。その会では、第1部としてNiさんによる「発達障害の特性理解のために~肌身に感じた特性の実態から」と題するレクチャー、第2部として発達障害当事者・家族・支援者によるグループワークが行われました。

 グループワークでは、当事者・家族・支援者が、それぞれの立場から、ご自分の考えておられることを率直に語っておられました。そして、参加者同士が、互いに支え・支えられる新しい信頼関係を創りあげていくのを目の当たりに見ることができました。このグループワークに参加させていただいたことは、発達障害について何も知らない者にとっても、忘れがたい経験となりました。

 Hは、Niさんによる発達障害に関するレクチャーおよびグループワークを骨子とする催しを京都でも開催し、サークル「囲炉裏」の最初の対外活動とすることを考えました。Niさんは、Hの提案を快諾され、この企画の準備がスタートしました。本年3月15日のことです。

 また、サークル「囲炉裏」は、産声を上げたばかりの団体なので、50年の歴史を持つ真宗カウンセリング研究会に協賛をお願いし、快諾をいただきました。さらに、会場として、龍谷大学の深草学舎を利用させていただくことを同大学(理工学部)のF先生にお願いし、快く引き受けていただきました。F先生には、当日の会場づくり・後片付けまで、手伝っていただくことになってしまいました。

 さらに、Sさんに、当事者スピーチをしていただくことになり、この催しに花を添えることができました。

 当日のNiさんによる「発達障害 肌身で感じた障害特性~三つ組みの困難の実態」と題するレクチャー(第1部)は、昨年12月10日のレクチャーの前段階となる内容で、はじめての人にも、理解しやすいレクチャーでした。白熱的なレクチャーで、多くの参加者に深い感銘を与えました。

 このレクチャーでは、会場が広いため、参加者全員に声が届くようにと、マイクを使用させてもらいました。しかし、このレクチャーの途中で、聴覚過敏な当事者の方(1名)が、退席されました。このことについては、主催者側の配慮が足りなかったことを、深く反省しています。この経験を、第2回「みんなで発達障害を考える会」に活かしたいと思います。

 また、Sさんによる当事者スピーチ(第2 部)は「私の大学時代のつまずき体験から」というもので、「安心・安全な居場所」を見つけることが、Sさんの立ち直りに、いかに重要だったかを語っていただきました。サークル「囲炉裏」の出発にふさわしい内容でした。

 第3部は、グループワークでした。当初は、参加者全員の参加により行う予定でした。しかし、申込者が増えるにあたり、当初予定していた20名のグループワーク枠を25 名に拡げました。しかし、それ以上に予約が入ることになり、その後の申込者には、第3 部はキャンセル待ちであることをお伝えしていました。グループワークの質を守るために、人数制限は避けられなかったとは言え、残念なことでした(グループワーク参加者:26 名)。

 グループワーク参加者の中には、このようなグループワークを経験されたことのない方が、多くおられましたが、非常に内容の濃いグループワークとなり、当初の目的(◎参加者同士で話し合うことにより、悩みを共有し支えあう、◎グループで話し合うことによって、異なった立場の方の思いを聴く、◎グループワークをとおして、当事者・家族・支援者などが、相互の信頼関係をつくり、支えられ、支える新しい関係をつくっていく)を充分に、達成することができたと思います。

 多くの方々のご厚意により、「みんなで発達障害を考える会」の準備を進めることができましたが、この催しが成功するかどうかは、集まっていただく40 名の方々に依存していたと思います。今回は、すばらしい参加者の方々に恵まれ、主催者側も、多くの気づきを得ることができました。本当に、ありがとうございました。

 参加していただいた40名の方々だけでなく、このブログにお名前をあげることができなかった多くの人たちの協力により、第1回「みんなで発達障害を考える会」は開催されました。この場を借りて、感謝の意を表したいと思います。

 最後に、サークル「囲炉裏」事務局のMさんとNoさんには、それぞれの特技を発揮して、準備作業の中心的役割を果たしてもらいました。Thanks a lot!

 最後の最後に! 開催当日とその翌日で、第2回「みんなで発達障害を考える会」への申込者数が35名に達しています。この高いリピート率に感謝するとともに、これは、第1回「みんなで発達障害を考える会」で、参加いただいた多く方々が充実した時間を過ごされたことを示唆するものと考え、「京都で開催できてよかった!」と喜んでいます。

 7月28日(土)に龍谷大学深草学舎で開催予定の第2 回「みんなで発達障害を考える会」で、皆さまに、お目にかかれることを楽しみにしています。

posted by サークル「囲炉裏」 at 20:31| Comment(0) | TrackBack(1) | 日記
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